蔵王温泉の歴史


 蔵王温泉の歴史 開湯1900年 源泉主義 開湯西暦110年の古湯!!

蔵王温泉(最上高湯)は約1900年前(西暦110年)、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)東征の際、従軍した吉備多賀由(キビノタガユ)により発見され開湯したといわれております。

強酸性の硫黄泉は、肌と血を若がえさせるといわれており、美肌効果もあることから
美人づくりの湯」「姫の湯」「子供が丈夫に育つ湯」として、多くの人々から永年親しまれております。

                蔵王温泉の由来などは蔵王温泉観光協会のページへ

蔵王温泉の特徴


 蔵王温泉の特徴 源泉主義 自噴源泉100%かけ流しの強酸性(日本で2番目)の温泉!!

蔵王温泉は美肌効果のある硫黄を含む強酸性の温泉です。蔵王温泉ではほとんどの施設で、源泉をそのまま利用しております。

蔵王温泉の泉質(=「ろばた源泉」の泉質)

 泉質  酸性・含鉄・硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉

 ◆ 硫黄泉の特徴
  もともとは無色透明ですが、空気に触れると酸化して黄色化。
  硫黄独特の臭気があります。

 ◆ 硫酸塩泉の特徴
  硫酸や硫化水素などの酸性物質を大量に含む温泉です。
  微黄褐色化透明で強い臭気があります。

蔵王温泉 ろばた源泉(自家源泉)
源泉温度 45 ~ 66℃ 約50℃
湯量 毎分 約5,700リットル
1日 約8,700トン
毎分 約50リットル
1日 約72トン(使用量)
pH(酸性度)※ pH1.25 ~ 2.0 pH1.8

(※レモンの酸性度はpH2.5、胃液はpH1.5~2.0/数値が小さいほど酸性度が高い)

日本一酸性の強いとされている玉川温泉と肩を並べる酸性の強い温泉で、日本で二番目と言われております。そのため、レジオネラ菌生息できません

蔵王温泉の源泉

蔵王温泉には5つの源泉群47もの天然湧出源泉(自噴源泉)があります。

当館の源泉は、
蔵王温泉の源泉の中でも暖まりの湯と言われている川原湯源泉群にある「ろばた源泉」です。

蔵王温泉の浴用適応症・禁忌症

 浴用適応症(温泉が効く疾患及び症状)


美肌、きりきず、火傷、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病、高血圧症、動脈硬化症、疲労回復、健康増進、など


 浴用禁忌症(入浴を控えた方がよい疾患及び症状)


皮膚や粘膜の過敏な人、特に光線過敏症の人、高齢者の皮膚乾燥症、活動性の結核、腎不全、急性疾患(特に熱のある場合)、など


詳しくは当館の温泉分析書別表をご参照ください。

蔵王温泉 Q&A


 蔵王温泉のQ&A 強酸性の温泉は金属を腐食し、コンクリートも溶かします。


Q.蔵王温泉では、なぜ蛇口が真っ黒になるの?


 A.強酸性の温泉成分が鉄分と化学反応を起こし、硫化鉄となり黒くなるのです。
   貴金属のアクセサリーは温泉に浸けないようご注意ください。
   (金の場合 K18以上は腐食されません。)


Q.蔵王温泉の、あの白い「湯の花」って何?


 A.温泉が空気に触れ酸化して遊離硫黄となったのが湯の花です。
   浮遊したり、沈澱したり、湯ぶねに白く付着したりしますが、
   ゴミや汚れではありません。


Q.蔵王の温泉はアトピーに効くの?


 A.酸性の硫黄泉は表皮殺菌効果皮膚清浄・強化する作用があります。
   しかし、硫黄泉は肌を乾燥させやすいので、入浴後は清水で温泉を洗い流したり
   保湿クリームを塗りましょう。

   アトピーとは違いますが、蔵王温泉に毎日入浴している子供たちに
   ニキビが少ないのもこの殺菌作用と皮膚の清浄作用によるものと考えられます。


Q.蔵王温泉にもレジオネラ菌はいるの?


 A.レジオネラ菌は自然界の淡水・土壌に生息しています。
   循環式温泉の貯湯タンクや配管などでも発生し、肺炎を引き起こすことが
   ありますが、酸性の強い蔵王の温泉では生息できません


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